ドイツ連邦両議会は「ロビー活動登録法」の締め付けを強化する一部法改正を可決

 ドイツでは、この数年連邦議会および連邦政府に対するロビー活動の透明性確保のための施策として「ロビー活動登録法(Lobbyregistergesetz) :以下「登録法」という」(筆者注1)が 2021 年 4 月 27 日に成立、公布、2022年1月1日施行された。

 この法律については、わが国では国立国会図書館が2021年4月に簡単な解説を行っている。

 ところで筆者の手元に、最近ドイツ連邦参議院(Bundesrat)のKOMPAKT (筆者注2)の標記議会決議(Beschluss )のニュース

(https://www.bundesrat.de/DE/plenum/bundesrat-kompakt/23/1038/06.html?view=renderNewsletterHtml)が届いた。これにより「ロビー活動登録法」の更なる規制強化法案が可決されたことになる。

 さらに筆者が独自に調べた範囲で補足すると、連邦議会(Bundestag)の登録法の改正の解説サイトも併せて読む必要性を感じ、あらためて連邦議会サイトの法解説等を読んでみた。そこで一部法改正の内容、経緯につき要約すると以下のとおりとなる。

 Ⅰ.連邦議会サイトの改正法の解説

 1.ロビー活動登録法の改正案が提出

 2023年6月23日(金)、連邦議会SPD(ドイツ社会民主党:Sozialdemokratische Partei Deutschlands)(筆者注3)同盟90/緑の党(ALLIANCE Bündnis 90/Die Grünen)Bündnis 90/Die Grünen)(筆者注4)およびFDP(筆者注5)が提出した「ロビー活動登録法改正案(20/7346)( Gesetzentwurf der Fraktionen SPD, BÜNDNIS 90/DIE GRÜNEN und FDP:Entwurf eines Gesetzes zur Änderung des Lobbyregistergesetzes)」を初めて審議した。 さらに、ディー・リンケ議員グループからの「ロビーの透明性とロビー連絡先の開示に関する独立審査機関」と題された動議(20/288) (筆者注6)と、AfD(筆者注7)議員グループからの「法改正に関する法案」が初めて提出された。その内容はドイツ連邦議会および連邦政府に対する「ロビー活動のためのロビー登録を導入する法律(ロビー活動登録法一部改正案)Gesetzes zur Änderung des Gesetzes zur Einführung eines Lobbyregisters für die Interessenvertretung gegenüber dem Deutschen Bundestag und gegenüber der Bundesregierung (Lobbyregistergesetz)」(20/1322)」である。 討論の後、提案は主任討論のために選挙検証、免除および手続き規則制定委員会に付託された。

 2023年10月19日、ドイツ連邦議会は、選挙審査、司法および裁判所規則に関する委員会の反省のバージョンでロビー登録法を改正する法律を可決した。

 この法律は、連邦参議院による決議と連邦大統領による法執行を条件として、2024年3月1日に発効する予定である。(筆者注3)

 2.与党連合の改正法案の特徴

 2023年6月23日(金)、SPD同盟90/緑の党、FDPは、ロビー活動登録法の改正法案(20/7346)を提出した。そこにあるように、与党議会グループは、2022年1月1日から設置され、ドイツ連邦議会の管理下にあるロビー登録制度の初期の実践経験に基づいて、変更が必要であると考えている。 2022年以降、利益団体はドイツ連邦議会または連邦政府のロビー登録に登録する必要がある。情報によると、2023 年 3 月 22 日時点で 5,762 の利益団体が登録されている。一般の人々は、ドイツ連邦議会連邦政府の共同登録簿を www.bundestag.de/lobbyregister で公開することができる。 特別な検索機能を使用すると、登記簿のエントリを個別に表示したり、フィルタリングして連邦議会連邦政府の利益を代表する人物を確認することもできる。

1.ロビー活動登録法の概要

 この法律は、ドイツ連邦議会に電子形式で保管される公共ロビー活動登録簿の設置を規定する。すなわち連邦議会連邦政府の議員に直接的または間接的に意思決定や意思決定のプロセスに影響を与えるために連絡を取る、またはこれを委託する利益代表者は、公共登録簿に登録する必要がある。

(1)このロビー活動登録は、政治に対する国民の信頼と、議会や政府における意思決定や意思決定のプロセスの正当性を強化することを目的とする。その目的は、これらのプロセスに対する利害関係者の影響に関する透明性を高めることにある。

(2)入力する情報および一部の例外は法律で規制されており、任意登録も可能である。該当関係者の登録は無料とする。

(3)活動登録簿に登録することが法的に義務付けられ、または自発的に登録するすべての利害関係者は、ドイツ連邦議会および連邦政府市民社会の参加を得て制定した行動規範も受け入れなければならず、利益の表明は、公開性、透明性、誠実さ、誠実さに基づいてのみ行われなければならない。

(4)この行動規範の重大な違反が明らかとなった場合、この事実は登録簿に掲載される。これは、ドイツ連邦議会へのアクセス権の付与、委員会の公聴会への参加、連邦省庁の法案草案への協会や専門家グループの参加にも影響を与える可能性がある。

(5)登録簿への記入漏れ、不正確、不完全、または遅滞は行政犯罪となり、最高 50,000 ユーロ(約815万円)の罰金が科せられる。

2.改正法案の主な特徴を概観

 (1) 開示要件の厳格化(Schärfere Offenlegungspflichten)

 2024年1月1日に改正法に発効予定の計画変更に伴い、連立各派は「透明性のある政府活動の観点から」ロビー活動登録法の範囲と開示要件を厳格化したいと考えている。このためには、登録エントリと影響対象をより意味のあるものにし、適用範囲を「適度に」拡大する必要がある。 将来的には、局長レベル以上の省庁との接触も含まれる予定である。

  さらに、利益団体がどの法案や規制案を参照しているのかを明記する必要がある。 利益の表明にとって基本的に重要な声明と報告書は、日時、関心のある分野、影響を受けるプロジェクト、および抽象的な宛先名を記載してアップロードする必要がある。

(2) 資金調達に関する透明性の向上(Mehr Transparenz zur Finanzierung)

 将来的には、利益団体の主な資金源と会費もロビー名簿に記載されなければならない。財務情報を拒否するオプションは利用できなくなる。同法の説明覚書によれば、寄付によって資金を賄われている組織は、主要な資金源に関する必須情報に焦点を当てることで救済されるべきだと述べる。

 将来的には、各会計年度の総額 10,000 ユーロ(約163万円)および寄付金およびその他の寄付金の総額の 10 パーセントを超える寄付金またはその他の寄付金については、事前に名前を提供することが義務付けられるため、彼らがそれぞれの組織に対して支配的な影響力を持っているという仮定に基づくものである。

(3)第三者回転ドア効果(Drittstaaten und Drehtüreffekt)(筆者注9)

 第三者に代わって利益を代表する場合には、さらなる透明性が期待される。特定の団体では、ロビー活動を行う団体・組織はクライアントとして第三者を指定するとともに、第三者向けの擁護団体への注文量も指定する必要がある。選出された役人や役職者が利益代表活動に移行する場合、現在および以前の役職および任務を開示する必要がある。

 また、登録管理機関として、連邦議会には明らかに矛盾する記載事項を調査する独立した権限が与えられている。同時に、利益団体の更新義務も簡素化される。

(4)この法律は202431に施行される予定。

3.その他

 連邦議会の法解説サイトでは以下の項目が一覧性をもって開示されているが、本ブログでは項目のみ取り上げ、その内容は略す。 

  1. 同法のステークホルダーのへの提供情報(Ⅳ)
  2. 連邦議会および連邦政府の利益団体の宛先に関する情報
  3. 登録法の検索についての案内
  4. 登録法の要約解説A~Z
  5. 法律、議会資料および立法手続き、経緯等に関する詳細解説(一部英語訳もある)
  6. 登録主体

Ⅱ.当初のロビー活動登録法に関する2021年4月27日の国立国会図書館(外国の立法 No.289-12021.10)の解説の引用

【ドイツ】連邦議会及び連邦政府に対するロビー活動の透明性確保―ロビー登録法―連立与党会派(CDU/CSU 及び SPD)の議員提出法案により、ロビー登録法(BGBl. I 2021 S.818)が制定され、2021 年 4 月 27 日に公布された。同法は、正式名称を「ドイツ連邦議会及び連邦政府に対する利益代表のためのロビー登録を採用する法律」といい、2022 年 1 月 1 日から施行される。ロビー活動の透明性確保のため、連邦議会に電子登録システム「ロビー登録簿

(Lobbyregister)」を設置して運用し、継続的に連邦議会連邦議会議員、会派、議員団又は連邦政府に対するロビー活動を行う者又は団体に登録義務を課す。全 10 か条から成り、その内容は次のとおりである。第 1 条:適用範囲、第 2 条:登録義務、第 3 条:登録内容、第 4 条:登録簿の設置及び運用、第 5 条:誠実な利益代表の原則、第 6 条:ドイツ連邦議会建物入場及び公聴会参加、第 7 条:過料規定、第 8 条:経過措置、第 9 条:報告及び評価、第 10 条:施行。

登録義務が発生するのは、①定期的な活動、②長期的な継続性を目的とする活動、③第三者によるビジネスとしての活動、④直近 3 か月間に 50 件以上の異なる接触が行われた活動についてである。例えば、一地域の関心事、市民からの問合せ、請願、特定の財団又は協会の活動などは、登録義務から除外される。継続的な活動やビジネスライクな第三者によるロビー活動の透明性を確保することによって、政治に対する国民の信頼と、議会や政府における意思形成や決定のプロセスの正当性を強化することを目的とする。(海外立法情報調査室・泉 眞樹子)

Ⅲ.ドイツ連邦参議院サイトのロビー活動登録法の締め付け強化法案の可決経経緯や内容の解説

ドイツ連邦参議院「ロビー活動登録法の一部を改正する法案(544/23)( Gesetz zur Änderung des Lobbyregistergesetzes)の解説サイトから抜粋、引用、仮訳する。

1.ロビー活動登録法の一部改正法の内容について

 2022 年 1 月 1 日から施行された法律により導入されたドイツ連邦議会のロビー活動登録法は、初期の実務経験に基づいて選択的に最適化されることになっている。さらに、透明性のある政府活動の観点から、範囲と開示義務が強化する。

 その目的を達成するために、たとえば次のような方法で、レジスタ・ エントリの重要性が強化され、適用範囲が適度に拡大される。

  1. 部門管理レベル以上の省庁との連絡を含める。
  2. 影響力の対象の重要性を強化する。 将来的には、利益団体がどの立法または規制の提案に言及しているのかを明らかにし、日付、関心のある分野、影響を受けるプロジェクト、および対象を明記した関連声明および報告書を登録簿に入力する必要があるとする。

 ③EU透明性登録制度との調和を通じて、権利擁護に費やされた財政努力に関する情報を強化し、財務情報を拒否する選択肢を削除し、主な資金源を開示する義務を導入する。

 ④利益代表活動(「回転ドア効果」)において選出された役人および役職者を変更する際の透明性につき、現在および以前の役職および権限も開示することにより強化する。

 ⑤独立した監査権限を通じてレジストラーの権限を強化する。

(筆者が議会の説明である1038. BR、11/24/23 - 6 (a) -を抜粋、仮訳した)

2. 法案審議の経過について

 この法律は連立政権(ドイツ連邦議会SPD(ドイツ社会民主党:Sozialdemokratische Partei Deutschlands)、同盟90/緑の党(ALLIANCE Bündnis 90/Die Grünen)およびFDP)の主導によるものである。

 ドイツ連邦議会は第131回会期でこの法案を可決した。2023 年 10 月 19 日選挙検証・免除委員会によって修正された手順規則が採択された。

3.合同委員会の勧告

 連邦議会(Bundestages)と連邦参議院(Bundesrates)の議員からなる合同委員会はドイツ連邦基本法(Grundgesetz für die Bundesrepublik Deutschland)第 77 条第2項にもとづき法案を提出するよう勧告する。なお、両議会は、合同委員会から求められた命令に拘束されない。

*以下、ドイツ連邦基本法第 77 条第2項を仮訳する。なお、 中川 恒雄氏の全文訳を参考にした。

77 [立法手続]

2 連邦参議院は、法律議決を受け取った後3週間以内に、法律案の合同審議のために、連邦議会および連邦参議院の構成員で組織される委員会の招集を要求することができる。この委員会の構成および手続は、連邦議会が議決し、かつ連邦参議院の同意を必要とする議事規則で定める。この委員会に派遣される連邦参議院の構成員は、命令に拘束されない。法律が連邦参議院の同意を必要とするときは、連邦議会または連邦政府も、招集を要求することができる。委員会が、法律議決の修正を提案したときは、連邦議会は、改めて議決を行わなければならない。

2a  法律のために連邦参議院の同意が必要とされる限り、第 2 項第 1 文に基づく要請がなされていないとき、または調停手続きが行われていないときは、連邦参議院は議会決議を修正する提案がなされないまま終了しない限り合理的な期間内に同意について決議しなければならない。

4.一部改正法案の可決

2023 年 11 月 24 日、連邦参議院は、議会グループのイニシアチブに基づいて連邦議会が 2023 年 10 月 19 日に可決した「ロビー活動登録法の一部改正案」を可決・承認した。この法律は今後、連邦政府を通じて連邦大統領(Bundespräsident)(筆者注3)に提出され、署名を得た後、連邦法官報で発表される予定である。

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(筆者注1) “Lobbyregistergesetz”の訳語は、国立国会図書館の訳のとおり「ロビー登録法」となろう。しかし、この法律が目指すものはロビー活動の透明化であり、この訳は直訳すぎる。したがって、本稿では筆者はあえて「ロビー活動登録法」の訳語を使う。

(筆者注2)連邦参議院KOMPAKT」は、以下の通り連邦評議会の本会議に関する包括的で明確な構造情報を提供するサービスを提供する。連邦評議会は、各本会議のウェブサイトに広範な情報を公開している。議会の議題に加えて、印刷物、説明、スピーチリスト、ニュースレター、記事、画像ギャラリー、ビデオ等であり、連邦参議院KOMPAKTは、これらのドキュメントを1か所にまとめる情報部門である。

〇プレビュー(Vorschau)

個々の議題項目の内容と委員会の推奨事項の説明するもので、各議題は、連邦参議院の会議の2週間前に表示される。連邦参議院KOMPAKTはそれらを準備し、今後のトピックについてコメントされた見通しを与える。

 各本会議では、連邦議会が平均60〜80の議題項目を扱う。連邦参議院KOMPAKTは、委員会が連邦評議会に推奨する最も重要な措置に関する内容と目標、およびレポートを説明する。本会議の前日に、概要は発表されたスピーカーによって補足される。ワンクリックで、スピーカーの機能と伝記を知ることができる。

〇レビュー(Rückschau)回顧できるビデオ録画

 レビュー:決議の説明とスピーチ内容のビデオ録画である。すでにセッション中に、連邦参議院KOMPAKTでは議会で行われたスピーチのビデオ録画が閲覧可。決議に結果は本会議の直後にここに表示される。簡単な記事は、連邦議会が提示された議題項目に対して行った決議と、今後の手続き手順が保留中であることを説明している。

〇ダウンロード用の写真

 連邦参議院 KOMPAKT画像ギャラリーには、閲覧とダウンロードのためのセッションの無料写真がある。

〇ニュースレターおよびTwitterでの連邦参議院KOMPAKT

 連邦参議院KOMPAKTを無料のニュースレター購読11/25③することもできる 。これにより、現在の会議のプレビューと、本日の最も重要な議題項目の結果、および電子メールによるレビューでのプレナリーの概要が表示される。

 さらに、オンライン編集チームが連邦評議会での現在の出来事について。 Twitter での通知が可能。

(筆者注3) ドイツ社会民主党: Sozialdemokratische Partei Deutschlands、略称: SPDエス・ペー・デー〉は、1863年に結成されたドイツの中道左派政党。中道右派政党のドイツキリスト教民主同盟とともにドイツにおける二大政党の一つである。進歩同盟加盟。(Wikipedia から一部抜粋)

(筆者注4) 同盟90/緑の党Bündnis 90/Die Grünenは、ドイツの環境政党グローバルグリーンズ加盟。2022年現在、ドイツ連邦議会で118議席を持つ3番目に大きい政党であり、1980年代以降一定の勢力を持っている。1998年から2005年まではドイツ社会民主党と連立政権を組み、脱原発風力発電の推進・二酸化炭素の削減など環境政策を進展させ、ヨシュカ・フィッシャー外相などの閣僚を送り出した。2021年12月からは社会民主党自由民主党と連立政権を組んでいる。この期間以外は常に野党であった。(Wikipedia から一部抜粋)

(筆者注5) FDP各派は由民主党 Freie Demokratische Partei、略称: FDP)各派は、ドイツの自由主義政党。自由主義インターナショナル加盟。2021年ドイツ連邦議会選挙では92議席を獲得して第4党を維持し、11月24日にドイツ社会民主党同盟90/緑の党と連立政権樹立で合意。8年ぶりに政権に復帰することとなった。(Wikipedia から一部抜粋)

(筆者注6) 原語は Antrag である。Antrag は議案の一つであり、日本でいう決議案に相当するものも含むが、議事運営的な動議に相当するものも含んでいる。本稿では、これまでのドイツの議会に関する諸々の論稿を参考とし、Antrag を動議と訳した。(国立国会図書館・外国の立法 255(2013. 3)の注20から抜粋)

(筆者注7) 政党「ドイツのための選択肢( Alternative für Deutschland、略称:AfD(アーエフデー)は、ドイツ政党。メディアでは右派極右政党と表記される。現在の党首はティノ・クルパラアリス・ワイデル氏。

(筆者注8)ドイツの議会制度全体についてドイツ連邦共和国大使館・総領事館のホームページの中の「ドイツの現状」(全183頁)が良くまとまっている。

(筆者注9) ドイツにおける「回転ドア効果(Drehtüreffekt)」とは、いかなる意義を言うのか。筆者なりに調べた。政界を辞め、産業界で高収入の仕事に就く。この現象は一般に回転ドア効果としても知られており、政治とビジネスの間の急速な変化の比喩である。寝返った人々の長くて上位のリストを見ると、あたかも彼らが政界を離れた後、実業界で高給取りの地位に就いているかのように見え、政治とビジネスの間の急速な交代がブームになっているようだ。関心のある方はMaria-Elena Ohle氏の著書「Der Drehtüreffekt – der lohnende Wechsel von der Politik in die Wirtschaft (German Edition) Kindle版」を読まれたい。ただしドイツ語版のみである。

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